IR部門の採用要件の変化〜現場における英語必須の動き〜

IRの採用は4月以降増加傾向

4月から新年度に入った企業も多く、体制の見直しに伴う採用が増加しています。

特に、「IR部門の強化」という理由が多く、前回コラムでお届けした、IR部門の役割の変化の影響を感じています。

そういった中で、採用要件にも変化が見られています。

高まる英語力のニーズ

従来からIR担当には語学力を求められておりましたが、あくまで「歓迎要件」に留まることが多かったです。

しかし、最近ではビジネスレベルの英語が「必須要件」となっている募集が増えています。

これは、「海外投資家への対応」や「開示体制の強化」が背景にあります。

IR転職に掲載している企業では、11-3月までは15%でしたが、4-6月では38%が「ビジネスレベルの英語力が必須」となっています。

IR転職で必要なスキルとして、ビジネスレベルの英語力は38%まで必須と高まっている(図)

ビジネスレベルの英語を持ったIR人材は10%前後!?

IR転職にご登録いただいている方で「ビジネスレベルの英語力」を持っている方は、10%前後です。

弊社では、現役IRで転職活動をしている方は、「400名程度」と推定(※)しており、弊社の登録状況を当てはめて考えると、「40名程度」しか母集団がいないことになります。

現役IRの転職活動人数

※IRは上場企業(3,800社)で平均2.1名(8,000名)。そのうち5%が転職活動をしていると仮定。

選択肢を拡げる必要も

上述のような採用市場において、「全ての要件を満たした即戦力の採用」は時間がかかってしまう可能性があります。

時間や体制に猶予があるならば「語学力があるIR未経験者(経験者)を育成(採用)」、「通訳や翻訳会社を活用したIR体制を構築」

すぐにでも採用が必要ならば「IRスキルはあるが、語学力ない人」、「待遇の向上」という選択肢も戦略のひとつです。

母集団形成が難しい職種では、様々なプランも用意しておくことが肝要かもしれません。

今回は「IR部門の採用要件の変化」についてご紹介いたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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