35歳以上の中堅層に求められる、IR転職のためのスキル・経験とは?

本日は、求職者のみなさんより、よくご質問を受ける「年齢×経験スキル」について、

特に、「35歳以上の中堅層に求められることスキル・経験とは?」と観点でお届けします。

あくまでも、弊社に寄せられる企業からの声、最近の傾向としてご参考いただけますと幸いです。

IR市場:IRの配属は「30代から」が多数派

IRは上場会社で平均2.1名(※1)、現役社員は約8,000名という少数精鋭ポジションです。

一般的なキャリアとして、入社後、3部門目、4部門目以降での配属が多く、

そのため30代に入ってからIRのキャリアをスタートするケースも多い印象です(※2)。

一般的には「35歳からの転職は難しい」等の声も聞かれますが、IRの転職市場はどうでしょうか。

※1 日本 IR 協議会-第 25 回「IR 活動の実態調査(2018 年)」より

※2 求職者の面談ヒアリングより

IRの転職:35歳からの転職で求められる経験は?

IRの場合「35歳でIRの実務経験3~5年」は決して経験不足ではありません。

一方で、IR配属前の経験や強み、今後のキャリアビジョンについてのアピ―ルも必要です。

特に、下記のような経験は「IR実務にを活かしやすい」「IRとしての素地がある」と評価されやすい傾向がありますので、積極的にアピールすることをオススメします。

  • 事業会社、証券会社(その他金融系)での営業経験
  • 管理部での経営企画経験
  • 広報としてのメディア対応経験

IR募集の背景:キーワードは「海外投資家対応」「英語」「現場力」

IR募集の背景としては、「海外投資家対応の強化」「IR専任者の採用による組織強化」などが2021年度に入り、目立っています。

「海外投資家対応の強化」については、開示資料やIRサイトの英文化や海外投資家ミーティング対応の強化が目的のため、ビジネス上級レベル以上の英語力を求められることが多いです。

「IR専任者の採用による組織強化」については、上場後1~2年が経ち、経営層中心に行っていたIRを現場に任せていきたいというフェーズです。戦略の策定や優先順位付けをどのように主導し、成果を上げてきたかを具体的に的確にアピールする必要があります。

このように、35歳から転職成功は、IRのルーチン業務の経験+αがポイントになります。

事実、20代、30代のジュニア層からは、より市場価値の高いIRを目指したい、転職により、上記のような経験が積みやすい環境を獲得したい、といったご相談が増えてきております。

その先のキャリア:40代、50代での転職の場合

最後に、40代なかば、50代以上のマネジメント層の転職についてです。

前述の募集背景のとおり、IR責任者の募集であっても、専任者1名、メンバーマネジメントが求められるのは少し先というケースが多いため、プレイングマネージャーとしてのフットワークの軽さが重視されます。また、「今までにやったことがないIR手法を採用したい」といった声も多く聞かれるようになりました。

これらを前提として、40代、50代の転職活動においては、IRとして即戦力となり、組織作りが担えるといった実績を存分にアピールすることに加え、ベテラン層を採用する際に採用企業側が感じる不安や懸念(下記①~④)を払拭できるよう、経験やエピソードを伝える努力も必要です。

ベテラン層を採用する際に採用企業側が感じる不安や懸念

例①:若い経営層(20代~30代)とのコミュニケーションに抵抗があるのではないか?

例②:直近経験がマネジメント中心で現場で自分が手を動かすこと(行動量)に劣るのではないか?

例③:旧態依然の手法しか経験や実績がなくITを絡めた提案に乏しいのではないか?

例④:ポジション(役職)に拘りが強いすぎるのではないか?

以上

「35歳以上の中堅層に求められることスキル・経験とは?」についてお届けました。

今回お伝えした内容は、求職者の年齢を問わず、企業側がすべての中途採用者に期待すること、選考の際に確認したいと考えていることです。

参考の上、お役立ていただけますと幸いです。

キャリアについて、具体的なIR求人についてのご相談、お待ちしております。

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